信州小諸から

信州小諸から感じたこと、思ったことなどお伝えします。

小諸市の「スケッチ文化都市宣言」の課題

  平成11年3月議会で議決されたスケッチ文化都市宣言。今年で20年目となる。あらためて読んでみて、今の時点から見える課題、それはこの宣言をしている主体は「自らスケッチ(表現活動)をする」のではなくて、さあどうぞと「スケッチの素材、場を提供する」と宣言していること。
 やはり、素材を大事にし、場を提供するだけでなく、自らやる!と宣言し、実際にやることが今求められているのだと思う。
 だから、例えば、藤村文学賞を運営し、全国から作品を募集しつつ、文章の書き方講座を公民館活動などで開催し、市民が応募するようにもっていく、というような。
 宣言の改正ってできないのだろうか。
改正宣言(案)例
小諸市は、「高原に育む活力ある詩情公園都市」であり、多くの創作的活動を受け入れる環境とステージ(舞台)が整っています。
 それらを誇りに思い、活用し、市民自らが積極的に創作的活動を行ない、発信し、市民と訪れる人びとがともに「スケッチ文化都市」を創ることをここに宣言します。」
平成11年宣言(抄)
小諸市は、「高原に育む活力ある詩情公園都市」であり、多くの創作的活動を受け入れる環境とステージ(舞台)が整っており、市民のみならず小諸を訪れる多くの人に「スケッチ」の舞台として市民が誇りを持って提供することを目指し、ここに「スケッチ文化都市」を宣言します。」

小諸市の「スケッチ文化都市宣言」の課題

  平成11年3月議会で議決されたスケッチ文化都市宣言。今年で20年目となる。あらためて読んでみて、今の時点から見える課題、それはこの宣言をしている主体は「自らスケッチ(表現活動)をする」のではなくて、さあどうぞと「スケッチの素材、場を提供する」と宣言していること。
 やはり、素材を大事にし、場を提供するだけでなく、自らやる!と宣言し、実際にやることが今求められているのだと思う。
 だから、例えば、藤村文学賞を運営し、全国から作品を募集しつつ、文章の書き方講座を公民館活動などで開催し、市民が応募するようにもっていく、というような。
 宣言の改正ってできないのだろうか。
改正宣言(案)例
小諸市は、「高原に育む活力ある詩情公園都市」であり、多くの創作的活動を受け入れる環境とステージ(舞台)が整っています。
 それらを誇りに思い、活用し、市民自らが積極的に創作的活動を行ない、発信し、市民と訪れる人びとがともに「スケッチ文化都市」を創ることをここに宣言します。」
平成11年宣言(抄)
小諸市は、「高原に育む活力ある詩情公園都市」であり、多くの創作的活動を受け入れる環境とステージ(舞台)が整っており、市民のみならず小諸を訪れる多くの人に「スケッチ」の舞台として市民が誇りを持って提供することを目指し、ここに「スケッチ文化都市」を宣言します。」

20180521 温故知新

環境水道部の皆さんおはようございます。

 先週14日には、市議会経済建設委員会の皆さんによる現地調査があり、上水道、下水道の施設を見ていただきました。
 上水道では、まず、小諸市が受水している、軽井沢の浅麓水道企業団の新滝水源を視察しましたが、入口にあった「浅麓水道建設記念碑」には、小諸市上水道が、千ヶ滝の余剰水の水利権を御影区から譲渡してもらう契約に端を発した水争いから、様々な協議を経て企業団が設立された経過が記されていました。
 帰ってから掛川係長から当時の経過を記した文書ファイルを見せてもらいましたが、当時、小諸市が水道水が逼迫していたこと、御影区の寛永年間から300年間用水を守り続けてきた自負、御代田、軽井沢、佐久それぞれの地域の農業用水に対する執念とも言える熱い思いが記録されています。
 先日浅麓環境施設組合の担当部課長会議が開かれた際に、冒頭東城所長から、浅麓環境施設組合の経過が説明されましたが、今の浅麓汚泥再生センターのところでかつてごみ焼却処理を行っていたことが話されました。
 私が高校生のときに小海線で東小諸の付近の車窓からは煙突がみえました。佐久地域広域行政事務組合(現在の佐久広域連合)が御代田町小田井に計画していた佐久広域のごみ焼却施設が理解を得られず、その後、佐久市軽井沢町とで、中込原に佐久クリーンセンターが、南ケ原に
(浅麓環境施設組合として) 小諸市御代田町で浅麓クリーンセンターが開設されました。そして現在小諸市は菱野のクリーンヒルでごみ処理しています。

 現在の課題を考えるときに、 過去の経過を共有して いることは重要なことと思います。そんなことを再認識した現地調査でした。

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2018年5月14日 5月12日生物多様性保全パートナーシップ協定締結式

環境水道部の皆さんへ

おはようございます。
土屋です。


 5月12日(土)、大久保の安藤百福記念自然体験活動指導者指導者養成センター
安藤百福センター)において、小諸ツリーハウスプロジェクト「森の生きものがたり」のオープニングセレモニーのなかで、日清食品ホールディングス安藤百福センター、長野県、小諸市とで生物多様性保全パートナーシップ協定の締結式が行なわれました。
 担当の生活環境課の皆さん、イベントに協力された皆さん、大変お疲れさまでした。パートナーシップ協定の内容は、日清食品、安藤財団が、CSR活動
百福士プロジェクト第19弾「小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト」の一環として行う、安藤百福センター内に整備したビオトープでのチョウなど絶滅危惧種保全行う活動に対して、長野県と小諸市も支援協力を行うものです。
このプロジェクトにかかわられている昆虫写真家の海野和男さんが当日現地で
「貴重なチョウを保護するため、農家の人にあまりきれいに草を刈らないでとお願いしたが難しかったので、センター内にビオトープを整備した。」
と語っていました。当然農家の皆さんには生業を維持していくための言い分がある理由で、まさに生物多様性と人の生活を調和して行くことの難しさを感じさせられました。今後私たちが取り組んでいかなければならない課題です。
 ともあれ、小諸に安藤百福センターがあるということは、そこに全国から自然体験活動の指導者となる人たちそして、そのまた指導者が集まってきているということで、それらの人たちとのネットワークは小諸市にとっては大きな財産です。
小諸市では、自然環境の良さをアピールしていますので、この環境を保全していく活動の支援を、部をあげて上水、下水、ごみ、それぞれの分野で取り組んでいく必要があると思います。よろしくお願いします。

なお、今年後半のNHKの朝ドラ「まんぷく」は安藤百福の奥さんが主人公とのことです。


今週の日程(略)
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2018年5月7日 こころざしをはたしに いつの日にか帰らん

環境水道部の皆さん おはようございます。

 連休はどのように過ごされたでしょうか。心機一転今週もよろしくお願いします。
 私は、昨日孫たちといった懐古園の児童遊園地の砂場のところで砂に埋もれたカラーマンホールを発見して、ちょっとうれしかったです。

 先週までで部内3課の歓送迎会も終わりました。転入された皆さんには1日も早く引き継ぎ事項を踏まえた上で自分なりの新たな工夫をお願いしたいと思います。新規採用の皆さんにはそれぞれ志を抱いて自治体職員になったことに拍手を送り応援したいと思います。

 小諸市では、職員採用の住所要件を外してから、市外県外からも多くの受験者があり、採用されています。企業誘致による定住人口増加策が取り組まれていますが、小諸市も一つの事業所として、人口増に貢献しているともいえます。
 人口増といえば、首都圏への大学の集中による若者の移動が話題となりますが、地域の高校が人口増に貢献している実例もあります。「ないものはない」で有名な海士町にある島根県隠岐諸島の「隠岐島前高校」は地域として高校の魅力化に取り組み成果をあげています。同校では卒業式に唱歌「故郷」の一節を「こころざしをはたしに いつの日にか帰らん」と歌うそうです。
折しも小諸市では、小諸高校と小諸商業高校の統合による新しい高校づくりの議論が始まっています。数合わせの学校づくりでなく、全く新しい、それでいて小諸らしいコンセプトの高校づくりにより全国から生徒が集まり、卒業後広く活躍しながら、生涯小諸と関係を持ってくれることは定住人口増にとどまらない価値があると思います。

 3月の日経ビジネスでは「新説 人は高校時代が9割」という記事が出ていましたがこれからは大学よりも高校が重視される時代になるといわれてるようです。今回の新しい高校づくりは小諸市にとって大きなチャンスです。
「文化では食えないが、文化の無い所は食えなくなります」という言葉がありますが、教育も同じだと思います。職員の皆さんも大きな観点でとらえて、こんな高校をという提案をお願いします。





参考

平田オリザ 「これからは志を果たしに故郷に帰る時代」J-WAVE NEWS 2016年05月17日
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1595.html



特集 大事なのは高校
PART2
新説 人は高校時代が9割「一流大でもダメ社員」の理由 日経ビジネスDigital
<http://business.nikkeibp.co.jp/NBD/s/entry/?i_cid=nbpnbd_sied_pcatclbn01>
2018年3月16日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/031300938/?ST=pc


ヘミングウェイの『移動祝祭日』の冒頭に「もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。」という言葉がありますが、「パリ」を「小諸」に置き換えられて、心のふるさとと言ってもらえるようにしたいですね。
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2018/05/01 名刺について

環境水道部の皆さんへ 

 土屋です。おはようございます。

GWの間の出勤ご苦労さまです。五月は「さつき」と呼ばれますが「早苗月」から来ているようです。あちこちの田んぼでも水が入り田植えの準備が始まっていますね。

さて、今日は「名刺」についてです。
名刺は、自分の所属、名前や連絡先を示す身分証明の役割と相手に記憶していただくための手段でもあります。

 先日いただいた佐久市長の名刺は表4面、裏4面計8面を名刺サイズに折りたたんだもので佐久市のPR満載でした。

 佐久市長のようにはできませんが私はちょっとしたことですが3つの工夫をしています。

1 裏面のゴム印
2 左肩をかどまる君で丸く
3 香り

1は「どうぞよろしく」などのゴム印を朱肉スタンプでおしています。
2は以前はハサミで斜めに切っていましたが大げさなのでかどまる君にしています。「はじをかいています」くらいの意味です。
3は「名刺香」という小さい香りの紙袋を名刺入れの中に入れておきます。

名刺交換したときに相手がどんな反応を示すかなというのを密かな楽しみです。気づいていただけるとそれが話題のきっかけづくりとなります。その場で名刺の裏まで見ていただけるような方は10人に1人いるかいないかくらいですが。

小諸市は役所として名刺のテンプレートが決まっていません。小諸市役所が組織として何をめざしているのかをアピールするためにも、統一したデザインが望ましいと思いますが、皆さんどうですか。

 休み中英気を養ってまた来週も元気に頑張りましょう。
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送り手から受け手へ

2018年4月23日 環境水道部職員の皆さんへ


 おはようございます。週末は暑くなりましたね。

 
 私たちは良く、「情報発信」といいますが、4月19日の小諸市水道ブログ「みずぶろ」でも触れられていたように、発信しただけではダメで、どう伝わったかが重要です。
 PRは( Public Relations)は「関係づくり」であって単純な「お知らせ」ではありません。「広聴」ということも要素だと思います。InformationよりCommunicationですね。

 
 さて、伝える、伝わったということよりも、市民との関係づくりにあたっての一番大事なのは私たちの立ち位置だと思います。

 市職員は、どうしても情報や政策、事業の送り手、提供する側になってしまいがちですが、その前に市民からの受け手の側であるということを意識しないといけないと思います。

 「前例はこうなっています、このように法律では決まっています」から始まる「送り手」から真に住民の声を聞いて(受け手になって)、その夢を実現する立場にスタンスを変えなくてはと思います。


 「情報発信」「情報提供」するときに、

  真の意味で、市民が自分の頭で考えて判断できるような情報を提供していたでしょうか?
 市民が行政に支援をしてもらうけれど、最後は自分で判断できるように権限を
渡していたでしょうか?

 私自身振り返ると反省しきりです。

 地域の課題の解決策は常に国や先進市町村にあると思ってそれを取ってくることが仕事になっていたように思います。小諸にあった解決策は小諸で考えなくてはいけないのに。
 意外に答えは足元の市民や職員の経験の中にあるのではと思います。
 市民を信頼しない行政は、市民からも信頼されない、ともいわれます。

 話合いのなかから、地元の皆さんの声を「聴く」(耳と目と心でできている字ですね。)ようにしたいものです。


 今週も元気に。