信州小諸から

信州小諸から感じたこと、思ったことなどお伝えします。

2018年5月7日 こころざしをはたしに いつの日にか帰らん

環境水道部の皆さん おはようございます。

 連休はどのように過ごされたでしょうか。心機一転今週もよろしくお願いします。
 私は、昨日孫たちといった懐古園の児童遊園地の砂場のところで砂に埋もれたカラーマンホールを発見して、ちょっとうれしかったです。

 先週までで部内3課の歓送迎会も終わりました。転入された皆さんには1日も早く引き継ぎ事項を踏まえた上で自分なりの新たな工夫をお願いしたいと思います。新規採用の皆さんにはそれぞれ志を抱いて自治体職員になったことに拍手を送り応援したいと思います。

 小諸市では、職員採用の住所要件を外してから、市外県外からも多くの受験者があり、採用されています。企業誘致による定住人口増加策が取り組まれていますが、小諸市も一つの事業所として、人口増に貢献しているともいえます。
 人口増といえば、首都圏への大学の集中による若者の移動が話題となりますが、地域の高校が人口増に貢献している実例もあります。「ないものはない」で有名な海士町にある島根県隠岐諸島の「隠岐島前高校」は地域として高校の魅力化に取り組み成果をあげています。同校では卒業式に唱歌「故郷」の一節を「こころざしをはたしに いつの日にか帰らん」と歌うそうです。
折しも小諸市では、小諸高校と小諸商業高校の統合による新しい高校づくりの議論が始まっています。数合わせの学校づくりでなく、全く新しい、それでいて小諸らしいコンセプトの高校づくりにより全国から生徒が集まり、卒業後広く活躍しながら、生涯小諸と関係を持ってくれることは定住人口増にとどまらない価値があると思います。

 3月の日経ビジネスでは「新説 人は高校時代が9割」という記事が出ていましたがこれからは大学よりも高校が重視される時代になるといわれてるようです。今回の新しい高校づくりは小諸市にとって大きなチャンスです。
「文化では食えないが、文化の無い所は食えなくなります」という言葉がありますが、教育も同じだと思います。職員の皆さんも大きな観点でとらえて、こんな高校をという提案をお願いします。





参考

平田オリザ 「これからは志を果たしに故郷に帰る時代」J-WAVE NEWS 2016年05月17日
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1595.html



特集 大事なのは高校
PART2
新説 人は高校時代が9割「一流大でもダメ社員」の理由 日経ビジネスDigital
<http://business.nikkeibp.co.jp/NBD/s/entry/?i_cid=nbpnbd_sied_pcatclbn01>
2018年3月16日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/031300938/?ST=pc


ヘミングウェイの『移動祝祭日』の冒頭に「もしきみが幸運にも青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過そうともパリはきみについてまわる。なぜならパリは移動祝祭日だからだ。」という言葉がありますが、「パリ」を「小諸」に置き換えられて、心のふるさとと言ってもらえるようにしたいですね。
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