信州小諸から

信州小諸から感じたこと、思ったことなどお伝えします。

2018/04/09 環境水道部職員の皆さんへ

4月9日 


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環境水道部の皆さん、浅麓環境施設組合の皆さんへ

 おはようございます。
 昨日の雪には驚きました。桜と雪の浅間の風景が眺められました。


 先週のニュースで、大相撲の舞鶴市での巡業で市長が倒れた際の対応が様々な話題になっていました。くも膜下出血とのことですが、私自身昨年脳梗塞になったため他人ごとではありませんでした。本当に突然来ます。

 伝統のこと女性差別のこと等の論議になかで私が注目したのは、危機管理対応ができていたかというものです。

 体を使う大相撲の巡業で、AEDが近くに準備されていなかった、訓練がされていなかったのではというものです。
 「正常化バイアス」というのが人にはあって、自分は大丈夫、今回は大丈夫と、自分に不都合なことを考えないようにする特性があるようです。災害時に逃げ遅れるというようなことです。(この特性があったから人類はこれまで生き延びたという説もありますが)。

 自分たちの仕事でも、まさか事故は起きないだろう、というふうに考えがちですが、環境水道部の業務は現場仕事、数多くの施設を抱えていますので、常に何かあるということを前提で毎日いるようにしたいものです。

 大きな事故の背景には小さな事故の積み重ねがあるというハインリッヒの法則というのがあります。日常的な小さな気づきを組織として共有するような仕組みをそれぞれの係で工夫して頂きたいと思います。


 訓練に関連して

 「人間は、読んだことの10%は憶えている。聞いたことの20%は憶えている。見たことの30%は憶えている。(中略)自分で経験したことの80%は憶えている。自分で誰かに教えたことの95%は憶えている。」(1)

 とのことです。

 そろそろ消防団の各分団でもポンプ操法の訓練が始まります。私も最初ポンプ班のときにこんなこと実践で役に立つのかと疑問に思いましたが、繰り返しにより、実際の現場で体が自然に動くこと、班員の意志疎通がスムーズにいくこと実感しました。

 それぞれの課で、危機管理について実際の訓練もそれぞれ計画されているかと思いますが、知識にとどまらせず、身につけ万が一に備えましょう。



 それでは今週も元気に。

 

(1)ロバート・チェンバース著『参加型ワークショップ入門』(明石書店